夏坂村(読み)なつざかむら

日本歴史地名大系 「夏坂村」の解説

夏坂村
なつざかむら

[現在地名]田子町夏坂

熊原くまはら川の上流左岸の山間地に位置し、東はせき村に接する。三戸郡最西端の村で、鹿角かづの街道に沿い、来満らいまん峠を越えて鹿角郡(現秋田県鹿角郡・鹿角市)へ通じる。雑書の慶安元年(一六四八)条に「三戸田子関村之御番所夏坂詰」とある。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付に村名がみえ、高二四・〇二一石とある。七ヵ年平均の免は五分一厘七毛。寛政年間(一七八九―一八〇一)の「邦内郷村志」には蔵分二六・五石余とあり、家数は二一、うち支村新田しんでん二で、馬三七疋を飼養。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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