夏引(読み)なつびき

精選版 日本国語大辞典 「夏引」の意味・読み・例文・類語

なつ‐びき【夏引】

  1. 〘 名詞 〙 夏に、糸を繰り引くこと。また、その繰り引いた糸。夏蚕(なつご)の糸、あるいは夏にとった麻の糸をつむぐことともいう。→なつびきの。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「奈川比支(ナツヒキ)の 白絲 七量(ななはかり)あり さ衣に 織りても着せむ 汝妻(ましめ)離れよ」(出典催馬楽(7C後‐8C)夏引)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む