夏戸村
なつどむら
[現在地名]寺泊町夏戸
田頭村の北、東は木島村、北は年友村、西は郷本村。丘陵を背後に島崎川左岸の沖積地に面して発達した集落。西側の丘陵の谷沿いに後谷・吉竹の枝村がある。吉竹には製鉄遺跡や須恵器の出土地がある。集落背後の字城の腰には三基の塚が残る。地名は明応六年(一四九七)一二月二一日の志駄景義譲状(西条文書)に「一所、西古志郡内吉竹・夏戸」とあり、記された四至からおおむね近世の村境と一致する。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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