飼料作物病害図鑑 「夏斑点病」の解説 夏斑点病(ライグラス) 夏に多く発生する斑点性の糸状菌病。病斑は葉身に形成され、褐色、楕円形から不整形で、中央部は黒褐色となる。大きさは5ー6×2ー3mm程度で、多発すると葉を枯らす。周縁部はやや黄化する。病原菌はヘルミントスポリウム菌で、寄主範囲が広く、フェスク斑点病なども引き起こす。 夏斑点病(オーチャードグラス) 2003年夏に北海道で,2006年には栃木で発生した新病害。いずれも野生するオーチャードグラスに発生した。病斑は淡褐色〜褐色,楕円形〜紡錘形,大きさ2〜10×1〜3 mmで,後に融合して葉枯となる。病原菌はライグラス夏斑点病菌,フェスク斑点病菌などと同種。 出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報