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黄化 おうかetiolation

翻訳|etiolation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

黄化
おうか
etiolation

緑色植物を暗所で育てたときに,葉緑素などの色素が合成されないで淡色となること。色素すべてがつくられなければ白くなるが,カロテノイドが合成されていればその色が現れるので黄色くなる。黄化した植物では,これに伴って徒長などの現象もみられ,これらの状態をも含めて黄化という語を用いることが普通である。黄化したマメの芽生えがもやしである。

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デジタル大辞泉の解説

おう‐か〔ワウクワ〕【黄化】

植物の緑色になるべき部分がクロロフィルを欠き、黄色または白色化する現象。光や鉄分の不足などによって起こる。→白化(はっか)

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大辞林 第三版の解説

おうか【黄化】

暗所で生育した緑色植物が発育を抑制される現象。光の遮断によりクロロフィルの形成が阻害され、カロテノイドだけが生成され、黄白色になることが多い。 → 白化

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黄化
おうか

緑色植物がクロロフィルを形成しないために黄色あるいは黄白色になることをいう。ごく普通にみられるのは、種子を暗所で発芽させた場合におこる「もやし」の黄化で、これはクロロフィルが形成されないためにカロチノイドの黄色がみられるためである。このような黄化した植物は、細胞壁のセルロースの形成が不十分なため、組織は柔らかく、伸長が著しい。細胞は細胞間隙(かんげき)が大きく、細胞構造も未分化の状態になっている。黄化はこのほか、正常な植物でも、クロロフィルの構成元素であるマグネシウムや、クロロフィル合成に必要な鉄、マンガンの欠乏によってもおこり、カロチノイドも形成されないと白化(はくか)する。ウイルスの感染によって黄化がおこる場合は葉緑体の発達が悪くなり、クロロフィルが形成されなくなるためである。この黄化が葉の一部でおこると斑(ふ)入り葉となる。[吉田精一]

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