外張町(読み)とばりまち

日本歴史地名大系 「外張町」の解説

外張町
とばりまち

[現在地名]結城市結城 戸張とばり

大切おおぎり町の西に位置。天正五年(一五七七)の北条氏政書状写(富岡家古文書)

<資料は省略されています>

とあるが、この「結城外張」は当町一帯と考えてよく、当時ここが結城城の外張(出城)であったことがうかがえる。北条氏政らの大軍との合戦場となっていたようであるから、結城城の南方の防衛設備として重要な役割を果していたことも察せられる。

元禄四年(一六九一)の結城町町中間数・家数・屋敷町歩書上帳(赤荻和弥文書)によると、町中間数は五二間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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