外津村(読み)とづくみむら

日本歴史地名大系 「外津村」の解説

外津
とづくみむら

[現在地名]久瀬村外津汲

三倉みくら村の北西、揖斐川右岸にあり、北西に飯盛いいもり(七九三・四メートル)がそびえる。豊臣秀吉の蔵入地(代官石田三成)を示す天正一九年(一五九一)四月二七日の近江国・美濃国御蔵入目録(林祝太郎氏所蔵文書)池田いけだ郡「とつくミ村」六二石一斗とみえる。文禄三年(一五九四)の豊臣秀次朱印知行目録(寺西文書)では当地六二石余など合せて一千石が寺西新五郎に宛行われている。慶長郷帳に「とつくミ村」とみえ、高七二石余。元和二年(一六一六)の村高領知改帳では松平忠良(大垣藩)領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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