多に(読み)ふすさに

精選版 日本国語大辞典 「多に」の意味・読み・例文・類語

ふすさ‐に【多に】

〘副〙 多く。たくさんに。ふさに。
万葉(8C後)一四・三四八四「麻苧(あさを)らを麻笥(をけ)に布須左尓(フスサニ)(う)まずとも明日着せさめやいざせ小床(をどこ)に」

ふさ‐に【多に】

〘副〙 (「ふさ(総)」から) 多くのものが群がり集まっているさまを表わす語。多く。たくさん。おびただしく。
蜻蛉(974頃)中「馬どんなど、ふさにひきちらかいて、さわぐ」

さわ‐に さは‥【多に】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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