デジタル大辞泉 「多」の意味・読み・例文・類語
た【多】[漢字項目]
[学習漢字]2年
数や量がおおい。「多寡・多少・多数・多多・多忙・多様・多量/過多・許多・最多・雑多・繁多」
[名のり]おおし・かず・な・なお・まさ・まさる
[難読]
た【多】
2 勝ること。重んじること。

古代南島のうち種子島・屋久島を主とする地域に置かれた律令国家南端の国。史料には多
島・多禰国などとみえ、多
の表記もある。八世紀初頭から九世紀前期の天長元年(八二四)まで存続し、同年大隅国に併合された。
・
)はこの時期まで種子島をさしていたと推測される。
「続日本紀」大宝二年(七〇二)八月一日条に「薩摩多
、隔化逆命、於是発兵征討、遂校戸置吏焉」との記載があり、多
島が一国に準じて設置されたとみられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報



は、相ひ繹(たづ)ぬるなり、故に多と爲す」と夕・繹(えき)の畳韻を以て解する。また「重夕を多と爲し、重日を
と爲す」といい、多・
を夕・日を重ねる意とするが、多は多肉、
は玉を多く重ねる意。宜の初文は、俎上に多(肉)をおいて
前に供える意。
はそれに玉飾を加える形である。宜の初形は、卜文・金文においては多に従う。牲薦の肉の多いことから、のちすべて繁多・豊富の意となる。
立〕多 オホシ・カサヌ・ナマメカシ・ウツ・オモシ・オホカリ・アマタ・フトシ・イクバク・マサル・ヒロシ・モロモロ
・
など三字、〔玉
〕に別に二十五字を加えるが、すべて形声字である。
(か)は〔説文〕七上に「齊にては多きを謂ひて
と爲す」とし、〔玉
〕には「楚人、多きを謂ふなり」とする。果とは外皮のないものであるから、
とは大きな肉塊をいう語であろう。
・
・移・宜・侈など十八字を収める。宜を〔説文〕七下に多の省声とするが、会意の字。多声の字には、繁多の意をもつものが多い。
)duaiも声近く、大きな肉塊が
として崩れようとする意。多くのものが重なり合い、崩れようとするさまをいう語である。
▶・多口▶・多行▶・多幸▶・多恨▶・多才▶・多材▶・多采▶・多歳▶・多財▶・多士▶・多子▶・多思▶・多嘴▶・多事▶・多時▶・多次▶・多辞▶・多識▶・多疾▶・多謝▶・多衆▶・多少▶・多情▶・多心▶・多銭▶・多多▶・多態▶・多大▶・多端▶・多貪▶・多智▶・多知▶・多難▶・多人▶・多年▶・多能▶・多半▶・多般▶・多聞▶・多病▶・多辟▶・多弁▶・多方▶・多忙▶・多望▶・多面▶・多門▶・多様▶・多欲▶・多力▶・多礼▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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