多米峠(読み)ためとうげ

日本歴史地名大系 「多米峠」の解説

多米峠
ためとうげ

多米町と静岡県湖西こさい市の間にある峠。古来赤石あかいし山脈を越えて三河国と遠江国を結ぶ重要な交通路の一番南部の峠で、標高二六五メートル。昭和四一年(一九六六)拡幅整備して有料道路となったが、この峠から浜名はまな湖と三河湾一眸に収める風光は、昔の難儀な山越えを想像することもできないもので、通行者の眼を楽しませるものとなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android