夜を籠める(読み)よをこめる

精選版 日本国語大辞典 「夜を籠める」の意味・読み・例文・類語

よ【夜】 を 籠(こ)める

(多く「夜を籠めて」の形で用いて) まだ夜が明けず、夜明けまでに時間がある間に…する。
躬恒集(924頃)「このもとにこよひはねなむ桜花またよこめても散りもこそすれ」
※枕(10C終)一三六「夜をこめて鳥のそら音ははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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