夜起(読み)よおき

精選版 日本国語大辞典 「夜起」の意味・読み・例文・類語

よ‐おき【夜起】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夜中に目がさめること。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「すそひえていくたびとなく夜起する腹はしもはら足はしもはれ」(出典:狂歌・堀河百首題狂歌集(1671)冬)
  3. 近世遊里で、揚屋の客が夜ふけに起き出して、酒などを飲んで興ずること。たなさがし。
    1. [初出の実例]「夜起(ヨオキ)の事、客一宿して夜をきするには女郎の見聞ことのほか入事也」(出典評判記色道大鏡(1678)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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