夜起(読み)よおき

精選版 日本国語大辞典 「夜起」の意味・読み・例文・類語

よ‐おき【夜起】

〘名〙
夜中に目がさめること。〔文明本節用集(室町中)〕
※狂歌・堀河百首題狂歌集(1671)冬「すそひえていくたびとなく夜起する腹はしもはら足はしもはれ」
近世遊里で、揚屋の客が夜ふけに起き出して、酒などを飲んで興ずること。たなさがし。
評判記色道大鏡(1678)四「夜起(ヨオキ)の事、客一宿して夜をきするには女郎の見聞ことのほか入事也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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