20世紀日本人名事典 「大井卜新」の解説 大井 卜新オオイ ボクシン 明治・大正期の実業家 衆院議員;大阪商業会議所副会頭。 生年天保5年3月10日(1834年) 没年大正13(1924)年5月11日 出生地紀伊国牟婁郡平谷村(和歌山県) 経歴大坂に出て蘭学、医学を修め、文久元年医師開業。のち大坂病院講師となり、明治4年文部少助教から中助教に進むが、辞して洋薬機械所を設立。洋薬問屋・外科機械などを営み、のち硫酸製造業を起こして実業界に入る。伊和鉄道、大阪電燈、硫酸肥料などの諸会社を創立し、24年大阪商業会議所副会頭に就任。一方、大阪市東区会議員、同議長、大阪府会議員を歴任、37年には衆院議員となり、42年再選、45年政界を退いて実業に専心し、関西実業界で活躍した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大井卜新」の解説 大井卜新 おおい-ぼくしん 1834-1924 明治-大正時代の医師,実業家。天保(てんぽう)5年3月10日生まれ。大坂にでて蘭学と医学をまなび,文久元年に開業。のち大阪病院につとめ,明治4年文部中助教となったが,辞職して洋薬問屋,貿易商をいとなむ。硫酸肥料,伊和鉄道,大阪電灯などを創設。大阪商業会議所副会頭。37年衆議院議員(当選2回,政友会)。大正13年5月11日死去。91歳。紀伊(きい)牟婁郡平谷村(三重県)出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by