大傷(読み)おおきず

精選版 日本国語大辞典 「大傷」の意味・読み・例文・類語

おお‐きずおほ‥【大傷・大疵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. からだに受けた傷の大きいもの。
    1. [初出の実例]「那比爾(ナビール)大傷(〈注〉オホキズ)を蒙むり、法軍に擒獲せらる」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一三)
  3. 大きな失敗欠点
    1. [初出の実例]「此牛には大きずがおりゃる」(出典:虎明本狂言・横座(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android