大八人形(読み)だいはちにんぎょう

精選版 日本国語大辞典 「大八人形」の意味・読み・例文・類語

だいはち‐にんぎょう‥ニンギャウ【大八人形】

  1. 〘 名詞 〙 京都で作られる木目込(きめこみ)人形一種。創始者高橋忠重の孫の大八郎が人形作りの上手であったところからの名といわれる。柳の木地彫りの人形に金襴縮緬を用いて衣装を木目込にした小型の人形。

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関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の大八人形の言及

【極込人形∥木目込人形】より

…江戸時代元文年間(1736‐41)のころ,京都賀茂神社の雑掌(ざつしよう)高橋忠重が,ヤナギを素材にして案出したものと伝えられ,賀茂人形,賀茂川人形ともいう。また忠重の孫大八(だいはち)のとき人気を得たので大八人形の名もある。布裂をはり付けた技法でつくられたものであるが,衣装を着せ付けてあるように見え,衣装にくずれがこない利点がある。…

※「大八人形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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