大動脈内バルーンパンピング(読み)ダイドウミャクナイバルーンパンピング

デジタル大辞泉 の解説

だいどうみゃくない‐バルーンパンピング【大動脈内バルーンパンピング】

急性心筋梗塞心不全などで心機能が低下した場合に用いられる治療法。胸部大動脈内にバルーンカテーテルを挿入し、心拍に合わせてバルーン膨張・収縮させることによって心臓のポンプ機能を補助する。IABP(Intra-aortic balloon pumping)。
[補説]心臓の拡張期にバルーンを膨張させて、冠状動脈への血流を増加させ、心筋への酸素供給量を増やす一方、収縮期にバルーンを急速に収縮させて、左心室からの血液送出を補助する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 急性心筋梗塞

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む