大北渓谷(読み)おおきたけいこく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大北渓谷」の意味・わかりやすい解説

大北渓谷
おおきたけいこく

茨城県北東部を流れる大北川中流の渓谷高萩(たかはぎ)市横川から北茨城市中郷町松井までの約4キロメートルを流れる清流紅葉峡谷で、花園花貫県立自然公園(はなぞのはなぬきけんりつしぜんこうえん)に属する。下流の石岡第一発電所は、1911年(明治44)建設された、わが国最初のコンクリート建物である。下流の炭坑廃止により、サケが上り始めた。JR常磐(じょうばん)線磯原(いそはら)駅から松井までバスが通じる。

[櫻井明俊]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android