日本歴史地名大系 「大向館跡」の解説 大向館跡おおむかいだてあと 青森県:三戸郡南部町大向村大向館跡[現在地名]南部町大向 下比良大向の北東、馬淵(まべち)川右岸の断崖に位置する。名久井(なくい)岳の山麓の末端を利用して築城。一名鎧神(よろいがみ)館。雑書の正保三年(一六四六)正月二九日条に「三戸之内大向館之鎧神御立候岩、今日十七日辰刻崩前之馬別川半分ヲ落塞申候由」とある。寛政年間(一七八九―一八〇一)の「邦内郷村志」には「鎧神館 天正七年御居城、今云御殿」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報