大園木村
おおぞのきむら
[現在地名]千代川村大園木
小貝川西方の水田地帯に所在。茂鹿・砂子・亀崎・大園木の四集落があった。宗任神社縁起記(宗任神社蔵)には「大苑木郷」とあり、戦国期に成立したと推定される覚(同社蔵)に「すなこの郷 四十貫文 御年貢銭 斗物 八拾俵」がみえる。
「寛文朱印留」の仙台藩伊達氏領に常陸国筑波郡として「大薗木村之内」がみえ、「各村旧高簿」によれば、明治初年には天領二二・五九二石、仙台藩領二九五・九九石、上総大網藩領五七二・五九石に分れていた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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