日本歴史地名大系 「結城郡」の解説
結城郡
ゆうきぐん
県西部に位置し、東の筑波郡境を
「和名抄」刊本には「由不岐」と注され、「延喜式」には「
〔原始〕
先土器時代の遺跡は確認されていないが、縄文遺跡は鬼怒川沿岸の八千代町
古墳は鬼怒川以西の台地、とくに舌状台地上に多く存在する。八千代町の
〔古代〕
奈良時代に入ると東国から筑紫に派遣される防人が多くなり、天平勝宝七年(七五五)の防人の歌が「万葉集」巻二〇に収載されるが、そのなかに結城郡の矢作部真長・忍海部五百麿・雀部広嶋の三人の歌がみえている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報