千代川村(読み)ちよかわむら

日本歴史地名大系 「千代川村」の解説

千代川村
ちよかわむら

面積:一九・三九平方キロ

結城郡東部の北に位置し、南は石下いしげ町、西は八千代町、北は八千代町・下妻市、東は筑波郡。村域東縁を小貝こかい川、中央やや西寄りを鬼怒きぬ川が南流している。鬼怒川西岸は幾つかの起伏をなした洪積層地帯で畑作を主とし、白菜・西瓜の栽培が盛んである。東岸は坦々とした沖積層の広がりで水田地帯。南部では紬の生産も行われている。村のほぼ中央を関東鉄道常総線が南北に通じ、宗道そうどう駅があるほか、その西を国道二九四号が走っている。

明治二二年(一八八九)四月一日の町村制施行により岡田おかだ鎌庭かまにわ村・別府べつぷ村・皆葉みなば村・五箇ごか村・村岡むらおか村の五ヵ村が大方おおがた郷にちなんで大形おおがた村を組織し、豊田とよだ本宗道ほんそうどう村・新宗道村・田下たげ村・下栗しもぐり村・渋田しぶた村・見田みだ村・唐崎からさき村・長萱おさがや村・伊古立いごだつ村の九ヵ村が宗道村となり、同郡大園木おおぞのき村とくじら村が合併して蚕飼こかい村となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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