大太(読み)おおぶと

精選版 日本国語大辞典 「大太」の意味・読み・例文・類語

おお‐ぶと おほ‥【大太】

〘名〙 (「おぶと(緒太)」の変化した語)
※虎明本狂言・茫々頭(室町末‐近世初)「大ぶとのこんがうがたんとござった」
信長公記(1598)一二「各(おのおの)かちだちにて御供なり〈略〉すあしに大ふとはかせられ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大太の言及

【緒方惟義】より

…1183年(寿永2),豊後国守藤原頼輔から平氏追討の院宣と国宣を受け,平氏を大宰府から追放したが,宇佐宮焼打事件で遠流。緒方氏【山口 隼正】 《平家物語》巻八〈緒環(小手巻)(おだまき)〉によると,惟義の先祖は,豊後と日向の国境,優婆(姥)岳の蛇神が里の女に通って生ませた子で大太(だいた)といわれ,夏も冬も手足に胝(あかがり)(ひび,あかぎれ)が絶えなかったので胝大太と呼ばれたとある。胝が蛇のうろこ状の肌を連想させるところからの命名であろう。…

※「大太」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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