大宜津比売神(読み)おおげつひめのかみ

百科事典マイペディア 「大宜津比売神」の意味・わかりやすい解説

大宜津比売神【おおげつひめのかみ】

日本神話食物五穀をつかさどる女神。《古事記》では素戔嗚(すさのお)尊に食物を求められ,鼻,口,尻からいろいろの食物を取り出し,献じたため,素戔嗚尊は怒って殺し,その屍(しかばね)から蚕や五穀が生じたという。《日本書紀》で同様の役割を果たすのが保食(うけもち)神である。
→関連項目大御饌津神

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android