大屋形村
おおやかたむら
[現在地名]益田市馬谷町
益田川支流の笹倉川に流入する大屋形溢川流域に位置し、東は笹倉村(現美都町)、南は馬谷村。大館とも書き、古名を大神楽ともいうのは隣村寄合い、大いなる神楽を明神に奉ったことに由来するといい、その後暦応(一三三八―四二)頃足利直冬の陣場が大きいのでこの名があるという(石見八重葎)。永和二年(一三七六)四月二二日の益田本郷御年貢并田数目録帳(益田家文書)に「大屋形」「大屋形内」「大屋形分」などとみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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