大島盈株(読み)オオシマ ミツモト

20世紀日本人名事典 「大島盈株」の解説

大島 盈株
オオシマ ミツモト

江戸時代末期〜大正期の建築家



生年
天保13年(1842年)

没年
大正14(1925)年2月13日

出身地
江戸

経歴
幕府大棟梁甲良家の跡を継ぎ、甲良建仁寺流第12代目となる。明治維新後、鉄道庁に入り、「汐留駅」「宇都宮駅」などの建築に携わった。のち農商務省嘱託。晩年弟子の指導と所蔵する建築絵図の整理に力を注いだ。他の建築に「芝増上寺昭徳院殿廟」「團琢磨邸」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大島盈株」の解説

大島盈株 おおしま-みつもと

1842-1925 幕末-大正時代の建築家。
天保(てんぽう)13年生まれ。幕府の大棟梁(とうりょう)甲良家の跡をうけ,甲良建仁寺流第12代をつぐ。芝増上寺昭徳院殿廟,汐留駅などを施工した。大正14年死去。84歳。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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