大川島村(読み)おおかわしまむら

日本歴史地名大系 「大川島村」の解説

大川島村
おおかわしまむら

[現在地名]小山市大川島

巴波うずま川右岸にあり、北は下初田しもはつだ村。享徳元年(一四五二)一一月一五日の小山持政寄進状(青木文書)によれば「下野国中泉庄大河嶋郷内三拾貫文下地」が惣大宮(現大川島神社)に寄進されている。喜連川家料所記(喜連川文書)に「大河嶋」とあり、榎本領で、永禄三年(一五六〇)までは古河公方料所であったが小山氏が押領したことなどがわかる。天正三年(一五七五)一月九日の小山秀綱寄進状写(神山文書)によれば「大川嶋郷内二百貫」の地が惣大権現に寄進されている。文禄四年(一五九五)の榎本領二十四村惣高覚(大出善作文書)では三〇〇石余。慶安郷帳では田方一九九石余・畑方一一〇石余・延石一〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む