大川渡村(読み)おおかわどむら

日本歴史地名大系 「大川渡村」の解説

大川渡村
おおかわどむら

[現在地名]藤島町大川渡

古郡ふるこおり村の東に位置し、西方を藤島川が北流する。古くはより村近くを流れていたとみられる。大河渡とも記された。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高三四五石余。寛永元年庄内高辻帳では高四六九石余。明和二年(一七六五)頃には、田三七町九反余・畑二町余、取米二二〇石余、毛付免四ツ五分余、家数三三・人数一四七(「玉塵集」八幡文書)。元和八年庄内藩領となったが、寛永九年(一六三二)加藤忠広領となる。承応二年(一六五三)忠広の死後幕府領となり、同年から元禄二年(一六八九)、寛保二年(一七四二)から寛延二年(一七四九)、明和六年―天保一三年(一七六九―一八四二)、弘化元年―元治元年(一八四四―六四)庄内藩預地となったほかは幕府直轄地、元治元年庄内藩領に復した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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