日本歴史地名大系 「大工島」の解説 大工島だいくじま 徳島県:徳島市徳島城下大工島[現在地名]徳島市大和町(やまとちよう)一―二丁目武家地福島(ふくしま)の東に隣接する一帯で、徳島城下の東端に位置し、北は安宅(あたけ)に接する。徳島藩の水軍の基地である安宅と沖洲(おきのす)に近接し、藩の造船作業にかかわる船大工の屋敷が並んでいたことから大工島とよばれた。当地に船大工屋敷が置かれたのは寛永(一六二四―四四)の後期、安宅に藩の船置場が移されて以降であろう。天和三年(一六八三)の渭津城下之絵図には、安宅の水主(加子)屋敷南方に船大工屋敷が描かれている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by