日本歴史地名大系 「大左右村」の解説 大左右村たいそうむら 長崎県:壱岐郡芦辺町大左右村[現在地名]芦辺町箱崎(はこざき) 大左右触(たいそうふれ)箱崎村の南にある。地内の平江(ひらえ)大明神(現佐肆布都神社)を「延喜式」神名帳に記される壱岐郡一二座の一つ「佐肆布都(サシフツノ)神社」に比定する説がある(「一宮巡詣記」「壱岐神社誌」など)。弘安の役瀬戸浦古戦場として県指定史跡。承応元年(一六五二)大左右松崎(まつざき)の開発で田地一五町・二〇〇石余ほどの新開がなった(松浦家世伝草稿)。明暦二年(一六五六)の田方帳抜書では箱崎村のうちとして大左右免とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報