大幸坊幸賢(読み)だいこうぼうこうけん

改訂新版 世界大百科事典 「大幸坊幸賢」の意味・わかりやすい解説

大幸坊幸賢 (だいこうぼうこうけん)

室町時代の僧,能面作家。大光坊とも書く。生没年不詳。越前平泉寺にあって,同じく平泉寺の僧であった三光坊に作面を習ったという。近世世襲能面作家の三大家系の一つ,大野出目(でめ)家を開いた是閑(ぜかん)吉満の師とされる。滋賀県長浜市の旧浅井町の春日神社にある1543年(天文12)の本地仏の作者とも考えられるが,明確ではない。近世の能楽伝書類でしかその伝はわからず,したがって作品も明らかではない。
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