大幸(読み)たいこう

精選版 日本国語大辞典 「大幸」の意味・読み・例文・類語

たい‐こう‥カウ【大幸】

  1. 〘 名詞 〙 大きなしあわせ。非常な幸福。
    1. [初出の実例]「寛平以後大納言姫立后仕人、小一条大将姫皇后宮娍子与此中宮也、誠希有之例、太幸之人也」(出典:中右記‐元永元年(1118)正月二六日)
    2. 「今日驩(よろこび)を斉(ひとし)くする事、自他の大幸(タイカウ)なり」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android