大張野村(読み)おおばりのむら

日本歴史地名大系 「大張野村」の解説

大張野村
おおばりのむら

[現在地名]河辺町大張野

岩見いわみ川東岸一帯に広がる比高約三〇メートルの河岸段丘上にある。東に神内じんない川が流れ、西は大沢おおさわ赤平あかひら高岳たかおかの村々に接する。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図には村名がみえず、天和四年(一六八四)の御黒印高帳河辺郡村々(河辺町郷土誌)に高四一石余、免四ツ成とあり、すべて新田高である。「六郡郡邑記」には、家数五軒とある。「秋田風土記」は大張野台地について次のように記す。

<資料は省略されています>

台地は一面の草生地で、大張野村のほか、諸井もろい高岳赤平曾場そうば(三内村支郷)坂本さかもと(式田宮崎村支郷)など近隣の村々の採草入会地となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android