大従(読み)だいじゅう

精選版 日本国語大辞典 「大従」の意味・読み・例文・類語

だい‐じゅう【大従】

〘名〙
令制の家政機関の職名の一つ。一品親王家および一位の公卿のうち官職を帯する者の家に置かれ、家令・扶の下にあって少従とともに家事監督にあたった職。また、その人。
令義解(718)家令職員「大従一人。〈掌挍家事。余従准此〉」
② 平安時代以降、親王家および摂関大臣家に置かれた政所(まんどころ)の職員の一つ。
朝野群載‐七・嘉承二年(1107)一二月摂政右大臣家政所下文「大従主計允佐伯」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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