親王家(読み)シンノウケ

デジタル大辞泉 「親王家」の意味・読み・例文・類語

しんのう‐け〔シンワウ‐〕【親王家】

中世以後、代々親王称号を許された皇族家筋江戸時代には、伏見宮桂宮かつらのみや有栖川宮ありすがわのみや閑院宮四親王家があった。

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精選版 日本国語大辞典 「親王家」の意味・読み・例文・類語

しんのう‐けシンワウ‥【親王家】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「しんのうげ」とも )
  2. 親王、また親王となる家柄
    1. [初出の実例]「其首並具注其官品其親王家其官位姓名家」(出典類聚三代格‐一七・延暦二三年(804)九月二三日)
  3. 中世以降、代々天皇養子という形で親王を称し天皇に継嗣がない時、その中から次帝を立てることになっていた特定の宮家。常磐井・木寺・伏見・桂・有栖川閑院・山階の七宮家がこうした世襲親王家として興されたが、江戸時代には、伏見・桂・有栖川・閑院の四親王家に限られた。
    1. [初出の実例]「東山院若宮〈秀宮〉親王家可御取立之由被仰出之」(出典:議奏日次案‐宝永七年(1710)八月一一日(古事類苑・帝王二四))

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