大戸田村(読み)おおとだむら

日本歴史地名大系 「大戸田村」の解説

大戸田村
おおとだむら

[現在地名]三木市志染町戸田しじみちようとだ

三津田みつた村の東に位置し、淡河おうご谷の入口付近、淡河川の流域に位置する。東は小戸田ことだ村。文明一五年(一四八三)四月三日の馬太夫等連署証文(大野文書)によれば、宇和谷池の池床は大戸田分とされ、一〇分の一の水は大戸田に引くこととされている。慶長九年(一六〇四)一〇月一八日、乾平右衛門は姫路藩主池田輝政から大戸田村内四五九石余など都合七〇〇石を加増されている(「乾徳家譜」鳥取県立博物館蔵)。慶長国絵図にも村名がみえる。元和三年(一六一七)明石藩領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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