専応寺(読み)せんのうじ

日本歴史地名大系 「専応寺」の解説

専応寺
せんのうじ

[現在地名]武生市安養寺町

安養寺あんようじの中央にあり、出雲山と号し、浄土真宗本願寺派。本尊阿弥陀如来。草創の時期は不明であるが、当寺に伝わる天正(一五七三―九二)末期から慶長(一五九六―一六一五)初期の摂津国小浜こはま(現兵庫県宝塚市)毫摂ごうしよう寺善秀や本願寺坊官の下間仲孝らの書状によると、安養寺村はもと毫摂寺門徒で、その支坊乗専じようせん房を中心に、有力名主と思われる土佐・大進ら惣中が開山絵像を守護していたらしい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 若狭 近江

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android