大掴(読み)おおづかみ

精選版 日本国語大辞典 「大掴」の意味・読み・例文・類語

おお‐づかみおほ‥【大掴】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 手の指を大きく広げてつかむこと。多量につかみ取ること。
    1. [初出の実例]「何が扨々、大抓(ヅカミ)に入れませふ」(出典浄瑠璃神霊矢口渡(1770)四)
  3. 細部にこだわらないでだいたいの所をまとめて理解すること。把握(はあく)仕方などがおおざっぱなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「只君子になりたい賢者になりたいと大つかみに思ては中々ならぬものにて候」(出典:雑話筆記(1719‐61)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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