ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大村平野」の意味・わかりやすい解説 大村平野おおむらへいや 長崎県中部,多良岳の西麓,大村湾に面する平野。中心都市は大村市。おもに郡川 (こおりがわ) ,大上戸 (だいじょうご) 川の形成した緩傾斜の扇状地から成り,主として畑作に利用され,水田は河川沿いの細長い低地に限られている。 1960年頃までは主産物はサツマイモで,大村市のデンプン工業の原料であったが,現在では近郊野菜,イチゴ,ミカンの産地。平野の沿岸部には自衛隊の基地があるほか,中小規模の工場が進出している。ここにあった大村空港 (長崎空港) は 75年対岸にある大村湾内の箕島に移った。沿岸一帯は大村湾県立自然公園に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by