大村平野(読み)おおむらへいや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大村平野」の意味・わかりやすい解説

大村平野
おおむらへいや

長崎県中部,多良岳の西麓,大村湾に面する平野。中心都市は大村市。おもに郡川 (こおりがわ) ,大上戸 (だいじょうご) 川の形成した緩傾斜扇状地から成り,主として畑作に利用され,水田は河川沿いの細長い低地に限られている。 1960年頃までは主産物サツマイモで,大村市のデンプン工業の原料であったが,現在では近郊野菜,イチゴミカンの産地。平野の沿岸部には自衛隊の基地があるほか,中小規模の工場が進出している。ここにあった大村空港 (長崎空港) は 75年対岸にある大村湾内の箕島に移った。沿岸一帯は大村湾県立自然公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む