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大村湾 おおむらわん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大村湾
おおむらわん

長崎県中部,西彼杵半島,北の針尾島,東の多良岳火山群山麓地域によって囲まれた湾。南北約 26km,東西約 11km。水深は湾中央部約 10m,最深部は針尾瀬戸付近で約 30m。外海への出口は針尾島の東・西岸で,東岸は河川状で浅く小船舶しか航行できない早岐 (はいき) 瀬戸,西岸も 500t未満の船舶しか通過できない針尾瀬戸である。そのため沿岸地域は大型臨海工業の立地が困難で,長い間波静かな真珠の好養殖地であった。しかし,現在では都市排水による海水の汚染が進行し,養殖は衰退している。沿岸地域は大村湾県立自然公園に属し,湾内を含めてレクリエーション地域となっている。湾南東部にある箕島には国際空港長崎空港があり,箕島大橋で大村市街地と結ばれている。針尾島と西彼杵半島間は西海橋で結ばれる。西海橋の周辺には多数の小島があるが,そのほとんどは無人島

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

大村湾

面積は約320平方キロメートル琵琶湖の約半分に相当する。直接面してない波佐見町を含め、沿岸・集水域の5市5町の総人口は約27万7千人。この30年間で約1・7倍になった。湾に流れ込むのは51河川。水深は針尾瀬戸付近で最大54メートルに達するが、平均は14・8メートル。潮の流れが緩やかなため、海底に細かい砂泥やヘドロが堆積(たいせき)しやすい。湾奥部では排水による汚染が問題化しており、1970年代から赤潮などが頻発するようになったという。

(2010-04-07 朝日新聞 朝刊 長崎全県 2地方)

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デジタル大辞泉の解説

おおむら‐わん〔おほむら‐〕【大村湾】

長崎県東部、本土と西彼杵(にしそのぎ)半島との間の湾。北端の針尾瀬戸に西海橋(さいかいばし)が架かる。

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百科事典マイペディアの解説

大村湾【おおむらわん】

長崎県中部,西彼杵(にしそのぎ)半島に抱かれた大湾入。南北約40km,東西約20km。北部の湾口に針尾島があり,急潮の早岐(はいき)瀬戸と針尾瀬戸佐世保湾に通じる。
→関連項目川棚[町]琴海[町]西彼[町]多良見[町]時津[町]長与[町]西彼杵半島東彼杵[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

おおむらわん【大村湾】

長崎県本土部の中央部にある湾。南北25km,東西12kmで琵琶湖に似た形をしており,琴の海ともよばれる。湾の西岸と南岸はリアス式で,入江の発達が著しいが,東岸は郡(こおり)川による大村扇状地が張り出し,海岸線は単調である。水深は中央部で約10m,東部で浅く,西部では約20m。湾内ではボラ,タイなどの刺網や一本釣りカタクチイワシの地引網などの漁業が行われ,また江戸時代に大村藩により採取されていた天然真珠に代わる養殖真珠の生産が,今は西岸の形上(かたがみ)湾を中心に行われている。

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大辞林 第三版の解説

おおむらわん【大村湾】

長崎県中部、九州本土と西彼杵にしそのぎ半島に囲まれた湾。北部の早岐はいき瀬戸・針尾瀬戸により外海に通じる。琴海。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長崎県〕大村湾(おおむらわん)


長崎県中部、西彼杵(にしそのぎ)半島に抱かれた湾。北端の針尾瀬戸(はりおせと)・早岐(はいき)瀬戸で佐世保(させぼ)湾に通じる。ナマコの大産地として知られ、真珠・カキ・ノリ・ワカメなどの養殖が盛ん。南東部の箕()島に長崎空港があり、東岸と箕島大橋で繋(つな)がる。西岸にオランダ村、北岸にハウステンボスなどの観光施設がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大村湾
おおむらわん

長崎県本土の中央部にある湾。一見すると内陸湖の観を呈するが、実は湾の北方に、早岐(はいき)瀬戸と針尾(はりお)瀬戸(伊ノ浦瀬戸)があって外海に通ずる一大湾入である。南北約26キロメートル、東西約11キロメートル。琴湖(ことのうみ)または琴海(きんかい)の別名がある。湾内の海底地形は、東側が浅く、湾の中央部で10メートル内外を示し、西側では25メートルの水深を示し、外海に通ずる針尾瀬戸では30メートル内外、早岐瀬戸ではわずかに3メートル内外である。湾内には箕島(みしま)、臼(うす)島、鹿(しか)ノ島、横島、鷹(たか)島などの島嶼(とうしょ)が散在し、東側の大村市街地に近い箕島付近は、水深5メートル内外で、長崎空港への空港大橋もその架橋が容易であった。湾内では『肥前国風土記(ひぜんのくにふどき)』に白珠(しらたま)が採取された記録があり、真珠生産は古くから行われ、明治以後は真珠養殖も行われ、東岸の玖島(くしま)崎には国立真珠研究所があった。湾の南部の鹿島は伊木力(いきりき)ミカン発祥地。湾内漁業は一本釣り、小型底引、小型定置網漁を主としている。[石井泰義]

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