大森式水平振子(読み)おおもりしきすいへいしんし

最新 地学事典 「大森式水平振子」の解説

おおもりしきすいへいしんし
大森式水平振子

Omori horizontal pendulum

水平動地震計の振子の周期を長くするつり方の一つ。図aのように,弦と腕でおもりMを鉛直軸から小さな角度iだけ傾いた回転軸のまわりに振動するようにつってある。この場合の周期Tは,弦の太さを無視すれば(Iは回転軸のまわりの慣性モーメント,gは重力による加速度)となるので,iを小さくするとTは無限に大きくなる。しかし実際には,Mを支えるため太い弦が必要になり,この弦のねじれによる復原力が無視できないので,Tは上式よりもやや小さくなる。また,このつり方ではピボットPが傷つきやすいので,この部分に板ばねを用いたり,弦をやめてこの板ばねだけで振らせるやり方もある。さらに図bのように,2本の弦だけでつる方法もある。これがツェルナー吊り(Zöllner pendulum)である。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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