最新 地学事典 「大構造」の解説
だいこうぞう
大構造
macrostructure ,macroscopic structure
地域地質図に表現される規模の構造形態とその複合体をいう。大褶曲・大断層・大型の火成岩体などが大構造に属し,大褶曲に付随する小褶曲・ねじれ・落差数mの小断層・片理構造などは中構造に属する。大構造の形態を明らかにし,その発展史を知るためには主に通常の地質図作製方法が使われるが,地殻の昇降運動を地層の層厚や層相の測定によって明らかにする方法,さらにある時代の堆積物の総量から地殻の隆起と沈降の関係を明らかにする方法,測地学的方法,地形学的方法,あるいは地震・重力・磁力・熱流など地球物理学的方法およびモデル実験の方法が総合的に使われる。
執筆者:松井 愈
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

