大池新田村(読み)おおいけしんでんむら

日本歴史地名大系 「大池新田村」の解説

大池新田村
おおいけしんでんむら

[現在地名]茅野市金沢かなざわ 大池

金沢村の西北部にあって、東は菖蒲沢しようぶざわ(現原村)、北は木舟新田きぶねしんでん村に接している。西は高遠道たかとおみちが標高一三一五メートルの金沢峠(松倉峠ともいう)越えに上伊那郡藤沢ふじさわ村に通じ、甲州道中が通っている。現在の大池部落から旧甲州道中に出る途中の小丘上に青柳あおやぎ神社跡があり、古来青柳村のうち、下青柳しもあおやぎはこの付近一帯に広がっていたといわれ、文明年間(一四六九―八七)以降幾度かのみや川の大洪水のため流失したと伝えられている(「諏訪史蹟要項」金沢村篇)

当新田村は寛文一一年(一六七一)の開発で、親村は金沢村、草分人は矢島四左エ門(諏訪史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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