日本歴史地名大系 「金沢宿」の解説 金沢宿かなざわじゆく 長野県:茅野市金沢村金沢宿[現在地名]茅野市金沢慶長九年(一六〇四)頃完成した甲州道中(江戸―甲府)を、それから四、五年して中山道の宿場下諏訪(しもすわ)まで延長したために生れた諏訪地方の宿場(蔦木(つたき)・金沢・上諏訪(かみすわ))の一つである。江戸から四八里二二町、蔦木宿へ三里四町二五間、上諏訪宿へ三里一四町。もと青柳(あおやぎ)宿といい、今の金沢集落の西、宮(みや)川を隔てた平坦地にあったが、この地域は宮川の氾濫で流失することが多く、慶安四年(一六五一)今の地に移り、金沢宿と改めたという(諏訪史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by