大油子村
おゆごむら
[現在地名]夜久野町字大油子
夜久野ヶ原の真東に延びる長さ二キロ余りの谷に発達した集落。谷口を南西方向から東流に転じた牧川が流れ、東南山麓を高内村が占める。石高四〇〇石(丹波志)。
小字広瀬には横穴式石室を有する広瀬一号・二号墳、同太田森にも一号・二号墳があるが、二号墳は彼岸塚とよばれる。三〇〇―四〇〇メートルの谷幅を縫って流れる牧川西岸の溶岩台地(玄武岩)の裾に、わずかな平坦地を利用して営まれたものである。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 