20世紀日本人名事典 「大沼かねよ」の解説 大沼 かねよオオヌマ カネヨ 昭和期の洋画家 生年明治38(1905)年 没年昭和14(1939)年7月12日 出生地宮城県栗駒町 学歴〔年〕東京女子高等師範図画専修科卒 経歴宮城県栗駒町に下駄屋の娘として生まれる。幼い頃から聡明で、宮城県女子師範学校を経て、東京女子高等師範学校図画専修科に進学。卒業後、岩手県や東京・浅草で教職に就いた。昭和5年から帝展に大作「家族」「野良」「遊楽」、槐樹展に「三人」などを出品して注目を集めたが、早世した。優れた構成力と筆遣いの持ち主で、労働者やモダンな都市風俗を主題とした大作を多く描いた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by