大浦新田(読み)おおうらしんでん

日本歴史地名大系 「大浦新田」の解説

大浦新田
おおうらしんでん

[現在地名]牛窓町牛窓

牛窓半島の東南端、前(まえ)島との間にある海峡牛窓瀬戸(うしまどのせと)(唐琴瀬戸)を東に回った所にある。古くは円形に入込んだ湾で、湾内は遠浅で、葦が繁茂し水鳥の生息する地であった。水鶏(くいな)の名所として知られる。この湾を江戸時代初頭から干拓して新田として成立した。永禄三年(一五六〇)一二月の孫太郎売券(本蓮寺文書)に「大浦」とみえ、当地をさすと考えられる。元禄郷帳に村名はみえないが、元禄一七年(一七〇四)の村別高田畑調によると大浦新田村とあり、元禄時代までには開発されたものと思われる(邑久郡史)。享保六年(一七二一)の蔵入并知行高村分帳には一村立の新田として大浦村とみえ、高八石余で蔵入。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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