遠浅(読み)とおあさ

精選版 日本国語大辞典「遠浅」の解説

とお‐あさ とほ‥【遠浅】

〘名〙 (形動)
① 海や湖などの岸辺からかなり沖まで水の浅いこと。あるいはその所。また、そのさま。とあさ。
※平家(13C前)九「海へうちいれ給ひたりけれ共、そこしもとをあさにてしづむべきやうもなかりければ」
② つきあいなどで、あまり立ち入らないさま。あっさりしているさま。
※細流抄(1525‐34)四「まじはりのあまりにこき人はあく心の有なり。人はとをあさにて有べき也」

と‐あさ【遠浅】

〘名〙 =とおあさ(遠浅)
※成通集(1160頃)「紅葉はを折へき物をとあさにて船のよらぬそわりなかりける」

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デジタル大辞泉「遠浅」の解説

とお‐あさ〔とほ‐〕【遠浅】

海や川のから遠方まで水の浅いこと。また、そのような所。「遠浅の海岸」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「遠浅」の解説

遠浅
とあさ

北海道南西部,勇払平野の北東部にある安平町南部の一地区。 1930年頃不毛の火山灰地を開拓して酪農を発展させてから,北海道の酪農先進地域として有名になった。乳業工場があり,競走馬育成も行なわれる。

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世界大百科事典内の遠浅の言及

【早来[町]】より

…1892年の北海道炭礦鉄道会社室蘭線(現,室蘭本線)の開通と94年の早来駅の開業に伴い,水利の便に恵まれた安平川支流の支安平川流域に鳥取団体,阿波団体の入植が相次いだ。また南の遠浅(とあさ)地区には牛馬飼育を目的とする牧場が開かれたが,酪農は1930年に滝川から入植した30余戸によって本格化し,チーズや練乳工場が設置された。現在も酪農中心の町で,特に遠浅は乳牛改良の先進地として多くの優良牛を道内外に供給する。…

※「遠浅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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