大清律例(読み)たいしんりつれい(その他表記)Da-qing lü li

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大清律例」の意味・わかりやすい解説

大清律例
たいしんりつれい
Da-qing lü li

中国,清代において,司法の法源として最も重要な意味をもっていた法典。乾隆5 (1740) 年に『大清律集解附例』を増修して施行された。基本法である律と,律の規定修正増補,細目化する性質の付加法である条例から成る。全体的にみれば刑法典であるが,民事として扱うような事柄をも,少なからず含んでいた。律は前王朝である明の律を踏襲してごくわずかの改訂を加えただけのものであるが,条例は必要に応じて頻繁に制定,改廃されるものであった。

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