大理石様皮斑
だいりせきようひはん
皮膚表面に近い血管(表在性血管)の持続的拡張によって皮膚に赤紫色の網目状の模様を生じたもので、熱輻射(ふくしゃ)(熱放射)を持続的に受けておこる。職業(溶鉱炉等)によっておこることもあるが、日常生活(炉、電気こたつ)によっておこる場合が少なくない。持続的熱輻射の既往歴がないのに似たようなものができてきた場合、たとえば分枝状皮斑のような類似疾患と鑑別するために医師の診断を要する。
[川村太郎]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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