大田垣〓月(読み)おおたがきれんげつ

改訂新版 世界大百科事典 「大田垣〓月」の意味・わかりやすい解説

大田垣月 (おおたがきれんげつ)
生没年:1791-1875(寛政3-明治8)

江戸末期の女流歌人。京都の人。大田垣光古(てるひさ)の養女で,もとの名は誠(のぶ)。夫に死別後,出家して蓮月と号した。蓮月尼と通称。歌をよくし小沢蘆庵歌風を学んだ。陶器も焼きこれに自分の歌を浮き出させた蓮月焼がある。家集に《海人刈藻あまのかるも)》があり,村上素道編《蓮月全集》がある。〈山ざとは松の声のみ聞きなれてかぜふかぬ日はさびしかりけり〉(《海人の刈藻》)。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 竹下 数馬

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む